ピリペンコさんの手作り潜水艦

みなさん、こんにちわ。次回のしばふキネマの案内です。


『ピリペンコさんの手作り潜水艦』
【ストーリー】


ウクライナの小さな村に住むピリペンコさんは62歳の年金生活者。彼は自作の潜水艦を作って黒海に潜ることを30年も前から夢見ている。貯めた年金を切り崩し、古い部品を集めては潜水艦作りにふけるピリペンコさん。そんな風変わりな趣味に、何かと振り回されっぱなしの妻や村人たち。それでも、純粋に潜水艦作りを楽しむピリペンコさんはどこか憎めない・・・。果たして、ピリペンコさんは無事に黒海に潜ることができるのか?
抜けるような青空と穏やかな人々、脈略なく村のあちこちに現われる動物たちが醸し出す、時代に逆行するようなトボケ感とユニークさが観客に愛され、山形国際ドキュメンタリー映画祭では市民賞を受賞しました。こんな時代に「人生を良い加減(いいかげん?)に生きるコツ」を教えてくれる、ちょっと風変わりなライフワーク・ドキュメンタリー!

【コメント】
・これは事実というよりファンタジーだ。俺は好きだった。貧しき者の夢への執着が限りなく切なかった。(※いとうせいこうブログ readymade by いとうせいこう より) いとうせいこう(作家・クリエイター)

・淡々と流れていく風景と暮らし。決して豊かではない暮らし。でも、夢を持ち続けている夫と、あきれながらも温かく見守る家族。そして友人たち。男というのはいくつになっても夢を持ち続ける生き物だなと痛感しました。そして、生きることはあきらめないことなんだなと思わせる映画です。 北原照久(ブリキのおもちゃ博物館館長) 

・私が小学校のときに、手作りで潜水艦を造りプールの水に潜らせた感激、そして海軍時代の回天の試作実験を思い出した。何もないところから自分でコツコツと造るのが物造りの原点だ。今の日本に欠けているものを教えてくれる全国民必見の貴重な映画。 ドクター中松(発明家)

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■上映作品 ピリペンコさんの手作り潜水艦(95分)
■日時 7月24日(土) 開場18時 開演19時
■料金 無料
■場所 wah office 北本市中央4-122 マエヨシビル2F

より大きな地図で wah office を表示
■問い合せ wah_document@yahoo.co.jp
『ピリペンコさんの手作り潜水艦』オフィシャルサイト

当日は、ビール(ハイネケン)、ポップコーン、コーラ等も販売しております。
是非お友達をお誘い合わせの上、しばふキネマにお越し下さい。

吉田 武司

今回の北本カレーは『白石家のなすカレー』でした。
シェフは、以前お伝えした白石久子さんです。

トマトスープとかつおだしが隠し味で入ったなすカレーと、北本の美味しいトマト(加藤農園)・キュウリのらっきょ酢漬けが今回のメニューでした。食後は元北本の歴史の語り部である旦那さんの春彦さんが、北本のトマトの歴史を教えてくれました。

歴史を学んだあとは、『トマト小唄』という北本に伝わるトマトの歌があるというので、みんなで楽しく歌い、今回の北本カレーは無事に終わりました。



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『トマト小唄』 作詞 綱島孤愛(憲次) 昭和五年ごろ
待つは一雨 青葉の影に ちょいとのぞいた 赤トマト
娘二八じゃ 色まだ浅い トマト盛りの 艶のよさ
赤い心を 面(おもて)にみせて 君のくちづけ 待つわいな
粋な人目も 千夜の思い まってトマトの 一ちぎり
ポンテローザは 異国の種よ 今じゃ石戸の トマト畑(ばた)
都恋しや 南の空へ トマト工場の 朝けむり
工場にゃ月さえ ちょいと来てのぞく トマトクリムの 恋しさに
出来たケチャップ ソースにピクル 明日は都の 日の影に
銀座むすめの サービスさえも 石戸トマトの 色添えて
さまがめすなら 石戸のトマト 味も器量も 天下一
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次回はどんなカレーになるでしょう。

吉田 武司